初めて英語に触れたときから数えて30年以上、英語とのつきあいを続けていますが未だにネイティブなみに使いこなせるようになっていません。僕は語学が好きですが、才能は実はないのだと思います。そんな僕がなぜ英語を「仕事が得られる程度に」マスターできたのか?さらに中国語やスペイン語まで使えるようになった(前者は同僚との会話に、後者は女の子との会話に)のはなぜか?どんな秘密が?
答え:時間をかけたから。
期待させておいて谷底に突き落とすのが僕の趣味なのであきらめてください。言語の習得って、要するにどれだけ時間をかけたか、それだけです。なので、「どうやって勉強すればいいのか」という発想はあまりお勧めしません。それよりか、「どうやったら飽きずに勉強が続くのか」に注目することをお勧めします。その観点でみた有効な英語勉強法を見てみましょう。
方法1:英語を使わないと死ぬ環境へ移る
いや、これが一番効きます。僕は外資系で働くことで英語力が鍛えられ、台湾で働くことで中国語を使えるようになりました。ただし、この方法は劇薬で、上級レベルでないと耐えられない可能性があります。
方法2:人と会うついでに英語を学ぶ
2番目に効くのがこれです。語学教室って、結局これに尽きるのではないかと考えています。英会話教室に通うのも、気心知れた生徒や魅力ある先生と一緒に過ごす時間が楽しいからというが大きくありませんか?究極の「外国人のボーイフレンド、ガールフレンド」という方法もこれです。良い語学学校を見分ける方法は、体験レッスンを受けて、先生や他の生徒と相性が合うか、です。冗談ではなく、本気です。
方法3:自分のやりたいことを英語で行う
3番目に効きます。一番てっとり早いのは、映画を見る際に字幕をオフにしてみることですね。映画を見るという餌につられて、英語に集中力を向けます。あるいはニュース番組をCNNにしてしまうというのも手です。どうせニュースをだらだら見るのなら、英語で見てみるか、という手です。ポイントは、誰に強制されなくてもすでに継続できているものを見つけることです。それに英語をのせて、おんぶにだっこの状態で引っ張ってもらいます。
外国語を勉強し続けてうん十年たちましたが、勉強で最も難しいのは文法でも発音でも語彙でもなく、最初の「さあやるか」と腰をあげる瞬間だというのが結論です。なので、「やるか」と思わずとも勉強を始めている状態に自分を入れてしまうのが最も合理的でしょう。