Schoolgirl syndrome

今日は久しぶりに日本語で。理髪店(とはもう言わないのか)はたいてい表通りに面した壁がすべてガラス張りになっていて、ドールハウスみたいに中の様子が見えるようになっています。ヘアーサロン(とも言わないのか)、マッサージ、それに台北名物、小龍包(ゼリー入りシュウマイ)の厨房はみなどこも透明です。これは要するにどこかが透明方式で売り出して繁盛すると、他も追随して、それがいつのまにか業界標準となる、といった例なんでしょうが、疑問は

  • なぜ一部の業界標準となるほど流行る方式が、他の業界にまでもっと波及しないのか、もっと言えばサービス業の標準となりえないのか。実際のサービス携帯を見せて、安心させると同時にちょっとしたエンターテイメントを提供する、ということならもっといろいろな業種に展開できそうなのですが。
  • 一部の業界の中では、なぜどこも似たような見せ方に落ち着くのか(全透明なら全透明のみ)。流行るには理由があったはずで、その理由さえ押さえておけばもっと応用が利くはず。

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で、その流れに新風を巻き起こすか?と思えてきたのが「ガラス張り」+「制服」スタイル。店員がただの制服を着てるだけ、のはずですが明らかに(たぶん日本の)女子高生を意識した様子。これがヘアーサロン(もっと時代に適した言い回しがあるはず)業界の新たな標準になるのか、あるいはそれを超えてサービス業界の標準になりえるのか、はあり得ないはずなのだけど、日本以外でコスプレがはやってcosplayが英語の名詞どころか、動詞にまでなりうるなんて10年前に予言した人はいなかった。なので今予言しておきましょう。

日本を離れて数年になるので、数年前に見慣れていたものがこうやってじわじわと浸透してくるのをみると、なぜか奇妙なはずなのにほっとします。今、日本で流行っているものをみると多分浦島太郎になるので。