なんとなく芸術的な写真になりそうだな、と勘違いしたのでぽつんと一人たたずむベンチを撮った。
サトウキビのジュース。ごりごりと絞って出す。台湾の評価を人に聞くと、このいいかげんさがたまらなく好きだ、という人とたまらなく嫌だ、という2つにわかれやすい。僕は前者だ。多分胃がやられるまでは。現地人でも、外資系に勤めたりアメリカで過ごしたことがありという人は、後者に入ることがよくある。「おいしいんだけどさ、裏でなにやってるかわかんないでしょ。僕も台湾人だからそれは理解できるんだよ」といって、値段が屋台ラーメンの20倍くらいするステーキを食べていたりする。それでも東京より安いが。
市場では新鮮な肉を売る。ただ「赤い」だけじゃないところが醍醐味で、指やら耳やらとさかやらが混じっているところがよい。これは・・・・頭蓋骨の中に納まっているあれだろうか、それとも胃袋につながっているあれだろうか。