Walking through the Old City

エルサレムの旧市街の中をなおも歩く。
ここのアラブ系の女性は頭を覆うけれども顔は隠さないようだ。結婚していれば顔を隠して、していなければ頭だけ、という単純な理解は消えた。ユダヤ教の女性だって頭に何かかぶる。言われてみれば頭、あるいは髪の毛を隠したり無くしたりすることが実に多い。
仏教: 髪の毛をそる(男も女も)
キリスト教: 髪の毛の中心だけをそるか(男:昔のカソリックの神父さん)、頭を覆う(修道女)
ユダヤ教: 帽子をかぶって、髪の毛の中心をそる。横を残す。意図的なバーコード禿げみたいだ(男)、頭を覆う(女)
イスラム教: 帽子をかぶったりする(男)、頭を覆う(女)
頭と、髪の毛にどんな意味があるのだろうか?
Dsc02557
街路と、はるか向こうの町並みを眺める。007なんかの映画で手押し車のカー・チェイスをやらせたらスリリングだろう。
Dsc02560
市場の中。ユダヤ人、アラブ人、区別無くごちゃまぜに生活する。ひょっとしたら自分は危険なことをしているのだろうか?という疑念が浮かびつつも、人が普通に生活しているんだ、と観察することでほっとする。爆弾テロを防ぐ方法は対立するもの同士が強制的に一緒に住むことかもしれない。自分たちの仲間を殺すかもしれない、と思ったら早々無差別な攻撃はできないだろうから。少なくとも、あちら側とこちら側の世界を完全に分離することが解決になるとは思えない。
Dsc02565
香辛料とパンの群れ。
Dsc02567
金網の向こうに、小学校がある。遊具があったりする。
Dsc02568