エルサレムの旧市街はどこまでも続く。
兵隊さんもいっぱいいる。ここがユダヤ人、アラブ人、その他もろもろ、がごちゃまぜになって生活している区域だから当然なのかもしれない。のどかな空気と兵隊、機関銃が同居していて、それに違和感があまりない。たぶん人々の顔がみんな真剣だからだろうか。楽しんでいる人はたくさんいるけど、気を抜いている人はいない。いるとすれば僕を含めた観光客だけだ。
生機関銃も見れる。頼めば写真を撮らせてくれるよ、といわれたけどそれは抵抗があったので手のひらにデジタルカメラを持って半ば隠し撮りした。ばればれだと思う。
何が抵抗があったって、まず変ないんねんをつけられてどこかへ連れて行かれるだろうか、と怖かった。無知な外国人と思われるだろうか、と怖かった。写真を撮ることで彼らの真剣な行動を茶化しているようにとられるだろうか、と怖かった。何もかも怖かった。でも本当は”Can I take your machinge gun’s picture?”と堂々と聞けばよかったのだろうか。。。
こういうところで物怖じしているくせに、そのくせ同じエルサレム、高速道路上の検問所で堂々と写真を撮ろうとした。他人と一緒だと気が大きくなるようだ。もちろんガイドに止められた。デジタルカメラを没収されたければやれ、と。それは困ります。