さて、横のPhoto Albumへ掲載するのが億劫なのでここへのせます。
秋田駒ケ岳・・付近にある乳頭(ちちあたまではなく、にゅうとう)山へ登りました。
夏の間は使われていないスキーリフトの横から登っていく。雨が降り、霧が立ち込める中でこれから6から7時間歩く。
天気が悪くても花は咲く。こんな状況でなんてけなげに咲いているんだ、と注目度もアップする。
遊歩道は気持ちいいが、霧で何も、何も見えない。花を写したが、周囲5メートルくらいにあるものしか認識できない状況が続く。
頂上へ上った直後。オブジェと石の山があれば証明にはなる。しかし何も見えないのは変わらない。「そこに山があるから登るのだ」と誰かがいったとおり、登ることが目的なのだから他のことはどうでもよくなる。天気、眠気、見晴らし、気分転換、そういうキーワードは登っている間は吹っ飛び、ひたすら目の前の道なき道をあるくこと、その一歩を踏み出すことへ神経を集中する。だから山へ登ってもそんなに感銘を受けない。あ、着いたか、で終わりだ。
でもしばらく経ったらまた登りたいなあ、と考えている。理由はあるんだろうけど、今はいらない。