Taiwan Day3 & 4

といっても日にちはぐちゃぐちゃです。

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日本のテレビでよくCMを見かけるキャラクターが登場。普段、広告は味わうよりも考察してしまうのだが「いったいこのような広告が生まれるのはどういう事情から来ているのだろう?」、このCMシリーズはあまりに出来が良く、毎回「楽しんで」見ている。正直、広告を見た後台湾に行きたくなってしまった。で、ここでこのおじさんを見かけてなぜかほっとしている。広告が自分にとってポジティブな効果を及ぼしている、と自覚する数少ない機会を提供してくれた。

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客先にて、昼ご飯は弁当をもらった。台湾、と聞いて野菜がたっぷりの精進料理を勝手にイメージしていたが、ど迫力のお肉で歓迎された。1週間の滞在を通じて、お肉は大なり小なりついてまわった。しかし今回一番の目玉は当然ヤクルトだ。客先のエンジニアたちは、日本にヤクルトのプロ野球チームがある(あった?)こともよく知っていた。台湾では、普通の飲み物だ。

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台湾版秋葉原、のような電気街に行ってみた。台北と新竹に行ってみたが、ビックやヨドバシのような大きな専門店はあまりみかけず(そごう、高島屋などのデパートはあった)、コンパクトな店がたくさん詰まった雑居ビルが点在するケースばかりだった。素人には困りものだけど、買い物好きにはたまらない環境がある。

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タクシー内にて。液晶画面が据え付けてある車が多く、この画面のようにカラオケを楽しむことも(客が歌うとは考えにくいから、一人のときに運ちゃんががなりたてるのだろう)、映画をDVDで楽しむこともする(これは後日楽しむ機会があった)。ただし、GPSは流行っていない。タクシー間の無線機が発達していて、わからないことは同僚に聞いてすぐに答えが返ってくるからだ(あと、細かい場所をしていしていないのもあるが)。で、目的地には正確に着く。深センで、5回に4回は運転手が道を知らずに道端の通行人に聞いていたことを思い出した。運転手は絶対に道を知らないとは言わないし、通行人もだいたいは「こっちだ」と確信が無くても道を指すので目的地に着くまでに難儀した。楽しかったけど。
そういう話をすると、台湾の運転手は必ず(合計4名)、「俺たちは大陸(中国)の連中とは違う」と誇らしげに語った。道は正確に知っているし、値段をぼることもしない、と。しかし、「いずれ台湾は中国の一部になる、それ以外に方法は無い」と語る人も(2名)いた。

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緑色のいぼいぼつき果物を恐る恐る開けてみたら、中は真っ白、しかもすんごくあまい。皮をむく手間も無く、まるごとかじって捨てたのは種だけだった。こういう西洋ナシ並に効率のいい果物が台湾には他に少なくとも2種類あり、ものぐさな人間(私)にとっては天国だ。

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急にレアなステーキが食べたくなったので、台湾に来ながら反則だが、手近なファミリーレストランに入って注文したらうどん付きで出てきた。たれはもちろん中華風。しかも肉が少し燻製にされていて、ステーキではなくハムステーキを食っているような感じだ。どんな食べ物も、ローカライズされる。それこそが醍醐味なのだが、今回のように食べたいものがはっきりしているときには少し困る。

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客先にて。弁当から、社員食堂でのランチに切り替わったときに注文したラーメン。いわゆる日本的なラーメン(しょうゆまたはとんこつ)ではなく、塩ラーメンが最も一般的で、かつ麺が春雨(しらたき、かな?)のように白く、細い。一言で言えばあっさりしているのだけど、その分ラーメンが日本よりももっと普段の生活の一部、のように身近な感じがする。隣はつけあわせの焼そば(何故に?)と腸詰め。例の、少し甘味が入った、好き嫌いがはっきりわかれるソーセージだ。僕はどちらかというとあまり好きではないが、この腸詰を食べているときが一番、台湾で食事をしている実感が湧く。

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客先のエンジニアたち。皆若く、気さくで、好奇心旺盛だ。台湾の企業がみなそうだ、というわけではもちろんなくて、別の会社ではエンジニアたちが皆猜疑的で、プライドが高いにおいを発していた。会社によって社員が発する人間性(雰囲気)がはっきりわかれる、というのは日本企業だけかと思っていたが、台湾や中国でも同じような現象が見られるようだ。日本企業と中国、台湾の会社が違うのは年齢層だ。こちらでは20代のマネージャー(係長または課長ですね)、30代のディレクター(課長または部長ですね)、40代のVice President(取締役ですね)がごろごろしているが、日本ではみんな皆無に近い。

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食事の後は果物をかじりながら仕事場に戻る。果物は本当にいっぱい、いっぱいある。2月でこれなのだから、真夏になったらどうなるのだろう。