出張で香港と深センに行きました。第一日目。
中国の旧正月前で、飛行機がどこも埋まっている。ので産まれて初めてビジネスクラスで飛ぶことになった。車であれ飛行機であれ電車であれ渋滞は大嫌いだが、今回ばかりは感謝する。ビジネスクラスの生活がどのようなものか、レポートします(これが最後になる可能性を否定できないので)。
まず専用の待合室が与えられる。雑誌や新聞がただでいくらでも読める。
飲み物もいくらでももらえる。コーヒー、ジュース、コーラ、なんでもあれ。
食べ物も(やや貧弱だが)ある。Cathay Pacific Airlineなので香港仕様のカップヌードル。
インターネットへのアクセスも無料。ワイヤレスLANもある。
飛行機内にて。ビジネスとエコノミーの違いはオレンジジュースにもあらわれる。果汁100%。
お食事。美味しゅうございました。
食事の後には果物とチーズ、頼まなかったがワインが来る。
最後にデザートもつく。
飛行機のトイレにて。トイレで煙草を吸うな、とこれまで何度言われたことだろう?しかしトイレの扉には灰皿の痕跡が残っている。昔は吸っても良かった、ということだ。
5分500円で喫煙用の小部屋を作れば、大もうけ間違い無しなのにどうして誰もやろうとしないのだろう?
香港の入国検査にて。入国カード以外に、SARS防止を目的としたらしい紙に記入しなくてはいけない。
“Have you had contact with people with SARS in the past 10 days?”
「過去10日間に、SARS感染者との接触がありましたか?」
この質問内容を考え出した人間(管理局の課長クラスだろう)は天才かもしれない。体裁をととのえ、人々から証言を集め、SARSを未然に防ぐ職務を果たしているように見せかけることができる。後には膨大な数の役に立たない紙と、民間人の無駄なエネルギーの発散が残る。
香港の空港にて、NOKIAの携帯電話ディスプレイ。香港では一番人気のブランドだ。しかし、北の最果てに住むバイキングの末裔達が設計したこれらのマシンはどうしてどれもこれもボタンやディスプレイがちっちゃいのだろう?あのごつい指先でこんなボタンを押せるのだろうか?その点では日本のメーカーを見習ったらどうだろう。俺達にメールはいらない、と言われればはいそうですか、で終わるけれど。
去年、アカデミー主演男優賞を受賞したAdrian Brodyとご対面した。The Pianistに出るまではあまりぱっとしていなかったから、小遣い稼ぎだろうか。香港ブランドだし。
香港は教会が多い。イエスは言った:「私が道であり、真理であり、生命(いのち、と読むべし)である」
生命=いのち、本気=マジ、賭博師=ギャンブラー 昔シャランQのアルバムにそんなのがあった気がする。
香港の屋台街はものすごごごごごく賑わっている。景気が悪い、と言われている現在でこれなのだから全盛期はどんなのだったのだろう?ルイ・ヴィトンもどき、画の額縁、豚の頭、中国共産党ロゴブラジャー&パンツ(買おうかと思った)、ここには使えそうなものも、使い道がなさそうなものも、なんでもある。
ホテルにて。13階はあるけど、14階が無い。