関西&名古屋ツアーのトリを努めるのが京都での顧客訪問だった。
技術的にややこしそうな問題も、こちらから直接出向いてユーザーと一緒に現場で試行錯誤することで解決することは多い。誠意を見せることでそれ以上の評判下落をふせぐ効果もあるので効果的だし。電話やメールのやりとりでは多少悲壮な雰囲気がにじみ出ていても、実際に面と向かえば多少お互いに態度は和らぐ。
それでちょちょいのちょいと問題は解決して東京へまっしぐら、を期待していたのだが、現実は−今(23:00)京都のホテルでこの文章を書いています。着替えも持たずにホテルへ直行、次の日も作業続行、はこれまでで2回目の経験だ。一度目はメーカーの開発部にいたころに行った。工場で部品の交換作業やっていたのだがその日までに終わらなかったために旅館に宿泊となった。不良品の部品交換、は本来開発部の人間が行うべき作業ではないのだが、元々不良品を部品として選定したのは設計側の不手際だったため、「誠意を見せる」ために大の大人が4人ほど、朝から晩まではんだにまみれて交換作業をおこなった。
今回も、解決に近づきつつはあるもののすっきり片付くかどうか全く自信がないので、「誠意を見せる」ことが一番の成果になってしまう可能性もありだ。。