気分が落ち込むことを避けられないときがある。
きっかけは何でも良いのだが、ふと気が付くとめんどくさいことは何一つやりたくなくなっている。外に出たくない、仕事したくない、メール読みたくない(返事を書かなければいけなくなるのが怖い)。ので延々とテレビを見たりblogサーフィンしたりして寝不足になり、次の日に悪化させることがある。
今回その悪い連鎖を断ち切る方法を一つ考えついた。寝ることだ。
調子が悪いときは全てを精神的な問題だととらえがちで、「気の持ちよう」だの「そういう時もある」だの呪文?を唱えて自分を落ち着かせようとしてきたが、それより体の調子を直すことで心の調子を元に戻す、という方法を実行することのほうがひょっとしたら賢いのではないだろうか、とふと思い立った。
昔読んだ村上龍の「音楽の海岸」に次のような一節があった。
男:「俺は調子が悪いと、この世の全てから嫌われているような気になるんだ」
主人公:それは大なり小なり、みんなそうじゃないのかな。
主人公:他人のせいにも自分のせいにもせずに、調子を取り戻す方法がありますよ。
男:「それは?」
主人公:うまいものを食って、早めにベッドに入ることです
うまいものは食えなかったけど、早めにベッドに入ることはできる。たっぷり寝ればすっきりするだろう。
同じ本には眠れないときの対処法についても書いてあった。(念のために、ハウツー本ではないです)
眠たくなるまで、起きていればいいそうだ。
そこで主人公:ありきたりだが、説得力はある。だが問題なのは、起きている間になにをするかだ。
彼は何ができるかを数え始め、終わったころに眠くなる。これでやることの選択肢が一つ増えたわけだ。