Coaching Shower strikes back

参加してきました。
今回はフィードバックをテーマとして、相手のありのままを返す鏡のような役割でコーチングの演習を行う、というものだった。やってみて感じたのは:
・相手に自分の状態を指摘してもらえると、自分の意識を一時停止して落ち着かせることができる。するとそれまである物事について自分が持っていた(固執していた)視点からすこし意識をずらすことができ、結果的にそれまでとは違う捉え方をしてみることがやりやすくなるようだ。歩いているときは流れているだけだった風景が、ちょっと立ち止まることで細部まで見えるようになってそれまで見過ごしていたものが現れる、という感じ。さらにピンポイントで自分の状況をフィードバックしてもらえると、自分の立っている位置がはっきりするだけでなく「これでいいか」となんか納得できて落ち着きが産まれ、そこを起点に方向転換するきっかけにもなる。
・しかし相手の話に共感して引き込まれると、気づかないうちに相手のことを美化してしまう傾向があるようだ。鏡に映った相手の顔から、しわやらにきびやらが消えている、というような感じ。その状態でフィードバックを返すと、比較的ポジティブな意見になってしまうから相手も気持ちよくなり、「ありのまま」というポイントはすっ飛んだままどちらも気づかないで幸せなうちにコーチングは終わるけど実は効果はそれほど上がっていない、ということになりそうだ。
あと、仕事の上でやっかいな問題を抱え込んだまま参加したのだが、最中には問題のことをあまり気にせずに、時には忘れて集中できた。仕事の問題を一旦脇において他のことを楽しめる、というのは比較的最近(今年)になってできるようになった。いいかげんになりつつあるのだろうけど、自分も周りも楽しめるからよしとしよう。実は他のことにしばらく没頭したほうが、後になって問題と向き合うときにも余裕が生まれるでしょう。少し自信がないです。